2015年 01月 28日
KAZU展に寄せて「地中海の光を求めて」写真家古藤秀二
カズフジヤマこと金山和仁さんと出会ったのは2001年フランス、地中海に面した港町ヴィルフランシュ・シュール・メールである。私がニースの知人宅に滞在して写真を撮っていた頃、今までヨーロッパで見たことのないすてきなこの港町を見つけた。イタリアの世界遺産チンクエテーレのようにカラフルな建物が連なり奥行きのある街に私も魅了された。金山さんもヴィルフランシュに引き込まれ取り憑かれたように油絵を描いていた。彼にびっくりしたのは25号65×80センチメートルのキャンバスを背中に括り付けニースから10キロメートルを自転車で坂道を上り下りしてやって来る。下りではそのまま凧のように飛ぶのではないかと思うくらいの勢いだ。そんな彼と音信不通になっていたのだが偶然地球の裏側小千谷市で再会した。様子を聞くとお父さんが倒れて9年住んだニースを引き上げ実家の長岡に戻っていた。再会したときは松之山に田んぼを借りて自然農法に挑戦して長岡から80キロメートルを自転車で行き来していてなんてやつだと思った。今も絵を描いているのかと聞くと「光が違うから描けない」と言う。そんな勢いのある彼がどうしても地中海の光を忘れられず昨年フランスとイタリアを回り描いてきた。そしてその絵には紛れもなく地中海の光を感じ彼のこだわりを聞き流すわけにいかなくなるのだ。

写真家 古藤秀二

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by kazufujiyama | 2015-01-28 19:26 | 絵&アート | Comments(0)


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